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福祉原理

福祉原理 -- 社会はなぜ他者を援助する仕組みを作ってきたのか

新しい社会福祉へ

岩崎 晋也 (法政大学教授)/著


2018年12月発売
四六判上製カバー付 , 304ページ
定価 3,410円(本体 3,100円)
ISBN 978-4-641-17442-9
The Principles of Welfare: Why Has Society Been Creating a System of Helping Strangers?

社会福祉
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地縁や血縁など特定の「関係のない他者」を援助する仕組みである「福祉」。私たちは「福祉」という仕組みがあることで見知らぬ他者と共存し,社会を形成できているのだ。その正当化の論理を,3つの局面に焦点を当て,壮大なスケールで描き出す。著者待望の渾身の社会福祉論。

◆書斎の窓の「自著を語る」コーナーにて,著者が本書を紹介しています。 →記事を読む
目次
第1章 古代都市国家の「福祉」とキリスト教による転換
 1 「関係にもとづく援助」の規範化
 2 古代都市国家における「秩序維持型福祉」の誕生
 3 キリスト教による「秩序再構築型福祉」の展開
第2章 近代市民社会の「福祉」と社会連帯論による転換
 1 国家による社会防衛としての「秩序維持型福祉」
 2 フランス革命後の「福祉」の社会的位置づけの変遷
 3 社会連帯論による「秩序再構築型福祉」の展開
第3章 現代社会の「福祉」と「新しい社会福祉」による転換
 1 もう一つの「福祉」の系譜──「社会福祉」の誕生
 2 消費者へのサービス提供──「社会福祉」の解体
 3 「新しい社会福祉」による「秩序再構築型福祉」の可能性
終 章 福祉の原理とは何か

書評等

※『人間福祉学研究』12巻1号(2019年12月)に書評が掲載されました。評者は,細井勇・福岡県立大学特任教授。
※『文化連情報』497号(2019年8月号)に書評が掲載されました。評者は,小磯明・文化連情報編集長。
※『社会福祉研究』135号(2019年7月号)に書評が掲載されました。評者は,中村剛・関西福祉大学社会福祉学部教授。

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