変容するアジアの法と哲学 | 有斐閣
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変容するアジアの法と哲学

変容するアジアの法と哲学

法哲学・法文化論の基本問題

今井 弘道 (北海道大学教授),森際 康友 (名古屋大学教授),井上 達夫 (東京大学教授)/編


1999年03月発売
A5判上製カバー付 , 376ページ
定価 7,260円(本体 6,600円)
ISBN 4-641-02741-2


法哲学・法社会学・法制史 > 法哲学

在庫なし

アジアの経済的発展は,一時的混乱と停滞に陥っているが,欧米とアジアを先進/後進という枠組で見ることはもはや適切ではない。日本・韓国・中国(香港を含む)・インドネシアの指導的研究者が,アジア研究の基本的枠組をどのように考えていくべきかを示す待望の書。
目次
はじめに=田中成明・深田三徳/序 アジアの法・社会・国家,その希望と不安=今井弘道 第1部 普遍主義とアジア的価値論―選択か統合か リベラル・デモクラシーとアジア的オリエンタリズム=井上達夫/人権保障=梁承斗/人権・個人的なものか社会的なものか=安田信之/21世紀の儒教民主主義=ダニエル・ベル 第2部 アジア法の思想と歴史―儒教世界の遺産 礼教と革命中国=溝口雄三/満員電車のモデル=寺田浩明/国家と社会=梁治平/古代中国における慣習法と慣習法上の権利=張文顕/ポスト儒教国家と経済発展=咸在鳳/類型論,分析のレベル,そして,恒常的に再定義される諸価値と諸観念のシステムとしての文化=金炳局/韓国における儒教資本主義論の「虚」と「実」=岡克彦/東アジアの開国と現代=今井弘道 第3部 アジア法の現代的変容 法律の民主化=郭道暉/韓国の法体系はどこへ向かって行くのか=金昌禄/立憲主義の観点から見た韓国法文化論=崔鍾庫/法改革を通じての国家統合=アディジャヤ・ユースフ/多元的システムの統一化か,それとも法の支配の再編か=ティモシー・リンゼイ/ポスト「文革期」中国における変法理論の転換=鈴木賢/アジアの法と日本の法哲学=森際康友
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